コラム 5杯目 ~🍵_(・ω・。)イタダキマス

農業に薬にお茶の神様?? その名は、神農!?

神農とは?

神農は、古代中国の伝説的な皇帝であり、中国医学や農業の始祖として崇められています。三皇五帝の一人として知られ、農業の普及、薬草の利用法、医療の基盤を築いたとされます。

神農は特に、薬効を調べるために多くの草木を自ら試したことで有名です。

その結果をまとめた「神農本草経」は、中国最古の薬物学書とされています。

神農と薬草の発見

神農は透明な腹を持っていたとされ、摂取した植物が身体にどのような影響を与えるかを観察できたと伝えられています。(害があると透明なおなかの中が黒くなるそうです。)

一日に70回毒にあたったものの、そのたびに解毒薬草を見つけ出しました。

彼が発見した365種の薬草は、効能の強弱によって以下のように分類されました。

  • 上薬(養命薬):長期服用可能で生命を養う。
  • 中薬(養性薬):体力を養うが、使い方次第で毒となる。
  • 下薬(治病薬):毒性が強く、治療目的で用いる。

茶の発見の伝説

神農が薬草を試している途中、湯を沸かした際に偶然茶葉が湯に落ちたと言われています。香り高いこの湯を飲むことで毒を解毒し、元気を取り戻したというエピソードがあります。

これが「茶」の起源の一つともされています。

最期の逸話

神農はあらゆる草木を試す中で「断腸草」という猛毒草を摂取してしまい、解毒薬が間に合わず亡くなったとされています。この自己犠牲の精神と知識は、現代の薬学や医学にも受け継がれています。

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